【「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし】読んでみて思うこと

読書録

「日韓」 のモヤモヤと大学生のわたし】

BTSを好きになり、彼らの言葉を理解したいと韓国語の勉強を始めました。いつの間にか韓国の文化にも興味を持ち、彼らの応援をしていく中で、意識せずとも韓国の歴史にも触れるようになっていました。

その度に、韓国の歴史についてもいずれは勉強しなければ。と思いつつ、何も出来ずにいた私。そんな中、 Twitterでこの本のことを目にしました。話題になっていたようで最初はなかなか手に入らず。なんとかWebサイトで購入しました。

この本では、私が今まで言語化出来なかったモヤモヤたちが全て言語化されていました。きっといまアイドルを応援している人だったり、韓国に興味を持っている誰もが疑問に思ったり、感じたりしたことがあるモヤモヤ。それをとっても分かりやすく、私たちが見てみぬ振りをしてきた歴史を、日本の加害の歴史の真実を明かしながら解消してくれます。

「慰安婦」問題や「徴用工」、日韓の関係悪化等、ニュースで目にした時もなんだか難しそう…、また日韓で揉めてるな、私は韓国好きなのに…なんてなんだか他人事にとらえていた気がします。

「推しが反日かも?」「なぜ韓国の国旗をSNSに投稿するの?」「なんで兵役にいかなきゃいけないの?」「あの時の原爆Tシャツって…」疑問に思っていも、なんだか怖くて知ろうとしなかった私がいました。

私は韓国人のアイドルが好きだし、もちろん韓国も好きだ。と、当たり前に思っていましたが、この本を読んで知らず知らずのうちに、大好きだと思っていた韓国を「差別」の目で見ていたことを思い知らされました。そしてなにより無知であることがとても怖いことだなと感じました。ㅤㅤㅤㅤ

日本の植民地支配によって現在の日韓関係が生まれ、そこから私たちのモヤモヤも生まれているんだと知った時はなんだかとても虚しく、やるせない気持ちに。なんでもっと早く知ろうとしなかったんだろうと、何も知らずに韓国が好きだ、なんて思っていた自分が情けなくなりました。

そしてただ日本の加害の歴史を学べるだけでなく、最後にはどんなふうに歴史を向き合えばいいのか、ということも書いてあります。

歴史を他人事ではなく自分ごとと捉え、被害者の気持ちを理解していかなければと思います。そして差別に声をあげること。何度も何度も繰り返し読んで私にできることを考えていきたいと思いました。

歴史とか日韓関係とかなんだか難しそう。と思う人はとても多いと思います。まさに、わたしも同じでなかなか歴史の勉強に踏み込めませんでした。そんな中、この本に出会いました。韓国の歴史、日韓関係入門書としてとても読みやすいと思います。さっき挙げたような「推しが反日かも?」「原爆Tシャツ」 「なんで兵役に行くの?」 「なんで令和投稿に反応するの?」等、アイドルに関係したものもとても多く載っています。

気になる人はぜひ、読んで見て欲しいです^^

 


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